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願望。価値観の相違

ごきげんよう。しんたろーでございます。

出来事を振り返りながら書いていると、今回は一段とウジウジしているような様子が自分の目でもはっきりわかるのが、きついです。

お見苦しいかもしれませんが、よろしければお付き合いください。



私の常識でははかれないところがあって、相対するときは価値観の違いというのはどうしてもあって、それは頭では分かっている筈なのだが、どうしても直面すると、受け入れなくなってしまうのは、私が未熟なんだろうか。

嫌だと言ってしまうのは簡単なんだろうが、それがふたりにとっては悪いことではなく、後ろ向きなことでも決してないというのは、鈍感な私でも分かっている、分かってしまっているので、否定行為は自ずと憚れた。

結局、私は『ちょっと考えさせて』なんて無責任な保留行動をして、結論なんか出せないまま思考を惰性で回し続けるだけの置物と化している。



ハイドの一件に関して、私は一種のボーナス、解決のお礼として、私が出来る限りで、ふたりの要望を叶えることにしていた。
それを聞いた二人は決めかねるということで、それを保留にしていたのだが、どうやらとうとう決まったようで、ふたりはとても良い試みを打ち明けるように、それはそれは嬉しそうな笑顔で自らの思惑というものを明かしてくれた。


なんでもふたりは、双子ではなく、ひとつの生き物として生まれ直したいと、ずっとずっと考えていたそうだ。

今までは「ひとつになったら完璧になってしまう」などと考え、それはつまらないことだと思って、実行する気はなかったそうだ。しかし、自分たちをいくら足したところで、完全には至らないのだと、生活することで気がついたのだと、嬉々として語った。

ふたりである理由は、既に一件の解決で果たされ、方法も手に入れたので、だから主人である自分の許可と協力が欲しいそうだ。


私は一種の暇の申し出を聞いたような気持ちだった。


左脳と右脳がひとつの生き物になったら、左脳と右脳という存在はどこに行くのだろう。と考えた。いくらでも左脳と右脳の存在を証明する手立ては考えればある気がしたが、結局私の目から見た場合、それはふたりの消失とも同義だとしか考えられなかった。

しかし、ふたりにとって__特に変幻自在な彼らにとって、それは決して悪いことではないのである。



方法を色々考えてみた。

例えば、左脳と右脳の他に、左脳と右脳をひとつにした存在をなんとか別に作るというもの。

これは考えて数秒で自分で却下した。

彼らの目的はひとつの生物になった自分を作り出すことではなく、ひとつになることなのである。それに、自分の願いをかなえた物を別に生み出したので、その願いを実行するのは諦めてね?なんてほざかれたら、私はまずコンクリートと相手のサイズに合ったドラム缶を購入する。


例えばいつでも分離できるなら良い、とも言ったが、彼らとしては「念願叶ったのに好き好んで分離なんかするか?」という感じだ。



結局、その場では保留にする他、私にはなかったのである。




「君ねぇ、そう言うことは、本人たちに伝えるべきだよ」

ジメジメと苔むしそうな私の様子を見て、呆れながら言う。

『だって、人の幸福を、邪魔する権利は私にはないじゃないか…』

「かといってずっと保留のまんまっていう訳にはいかないでしょ?長くなればなるほど、今度は軽んじているように受け取られる可能性がある。
第一、権利は充分あるでしょ。だって、君は彼らの主人なんだから」

『まぁ、私がどう思っているかは伝えるべきだろうとは、思う』

「やろうと思えば契約を盾にいくらでも却下できるでしょ」

『…なるべく、…彼らの願い事は叶えてあげたい…気持ちもある…』

「…両者が納得する方法じゃなきゃ、拗れるよ。それに、冗談みたいに言ったけど、君たちはあくまで主従関係なんだから。…仕事に関してはプロ意識がある彼らがそこら辺考えていないとは思えないけど、でも現状だけじゃあ、側から見ると、契約を放り出そうとしているようにしか思えない。そこは、恩義があろうがなんだろうがきっちりしとかないとダメでしょ?」


『それは、方法が見つかる気がしなくてもか?』

「見つかる気がするに変わるかもしれないでしょ」


正直僕はどっちでもいいんだけどね。
とハイドは付け加えた。

まだ恩義以上の情が湧くほど、同じ時間を過ごしていないから、と。


そうか、これは本当に、私と左脳右脳の問題なんだな。
と思った。


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それでは、今回はここまで。
閲覧ありがとうございました。
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しんたろー

Author:しんたろー
エキセントリックな思考の虫。
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